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RPA 2025/06/15 導入事例

Playwright×Docker×GCPで介護記録を完全自動化

月額わずか500円のインフラコストで0.5人月の工数削減を実現。
電子カルテ「カイポケ」の訪問記録をSlackへ自動連携し、ミスゼロの運用を確立。

介護記録RPA自動化
¥500
月額インフラコスト
0.5人月
削減された工数
0件
導入後の転記ミス

介護事業者様向けに、Playwright(ブラウザ自動操作)を中核としたRPA基盤を構築しました。電子カルテシステム「カイポケ」から訪問記録を自動取得し、Slackの指定チャンネルへ自動連携する仕組みを実現しています。

Dockerコンテナで完全にパッケージ化し、Google Cloud Platform(GCP)の Cloud Run 上にデプロイ。月額わずか約500円という圧倒的なコストパフォーマンスで、安定稼働を続けています。

背景と課題

介護業界では、電子カルテに記録された訪問記録を、報告書作成や情報共有のために手動で転記・集約する作業が日常的に発生しています。特に以下の課題が深刻でした。

手作業による転記ミス

利用者名、投薬情報、観察記録などの転記時に人為的なミスが発生し、正確な情報管理が困難だった。

膨大な作業時間

毎日の記録確認・転記・共有に約0.5人月相当の工数が費やされ、本来の介護業務を圧迫していた。

検索性の欠如

PDF出力ではフリーテキスト検索ができず、過去の記録から必要な情報を見つけるのに時間がかかっていた。

AI活用の基盤がない

記録データが構造化されておらず、AIによる要約や分析といった高度な活用ができなかった。

ソリューション:Playwright + Docker + GCP

当初はPDF出力を前提としていましたが、検索性とAI活用の拡張性を高めるため、取得した内容を構造化テキストへ整形して投稿する方式へ変更。利用者名、訪問日時、サービス内容、職員名、観察記録、投薬・点滴管理などをテキスト化することで、Slack上での全文検索が容易になり、必要な記録へ迅速にアクセスできる運用を確立しました。

自動化フロー

1
スケジュール起動
Cloud Scheduler
で定時実行
2
自動ログイン&取得
Playwrightが
カイポケにアクセス
3
構造化テキスト整形
記録を項目別に
パース&フォーマット
4
Slack投稿
指定チャンネルへ
自動連携

技術的な優位性

1

Playwright:次世代ブラウザ自動操作

MicrosoftがオープンソースとしてメンテナンスするPlaywrightは、従来のSeleniumと比較して圧倒的に高速かつ安定。Chromium、Firefox、WebKitの3エンジンに対応し、ヘッドレスモードでのメモリ使用量も最小限。auto-waiting機能により、DOMの読み込みタイミングを自動判定するため、明示的なsleepwaitをほぼ記述する必要がなく、フレーク(不安定テスト)が発生しにくい設計になっています。

2

Docker:完全再現可能な実行環境

Playwright + Chromiumブラウザ + Node.jsランタイムをすべてDockerイメージに封じ込めることで、「開発環境では動くが本番で動かない」という問題を完全に排除。フォントやロケール設定まで含めたヘッドレスブラウザ環境を再現性100%でデプロイできます。イメージサイズもマルチステージビルドで最適化し、コールドスタートを高速化しています。

3

GCP Cloud Run:サーバーレス&従量課金

Cloud Runはコンテナをオンデマンドで起動し、実行時間分だけ課金される完全サーバーレスアーキテクチャ。RPAが実行されていない時間帯はインスタンスがゼロにスケールダウンするため、24時間稼働のVMと比較してコストが劇的に削減されます。Cloud Schedulerとの組み合わせで、cronのようなスケジュール実行も容易に実現。月額約500円は、従来のRPAツール(月額数万円〜十数万円)と比較して1/100以下のコストです。

4

構造化テキスト出力:AI活用の基盤

単純なスクリーンショットやPDFではなく、記録データを項目ごとにパースして構造化テキストへ変換。利用者名・訪問日時・サービス内容・職員名・観察記録・投薬管理などが明確に区分されたフォーマットで出力されるため、Slack上での全文検索はもちろん、SlackのAI機能による要約・質問応答・月次トレンド分析にもそのまま活用できます。

5

ミスゼロの実現:人間を介さないワークフロー

「取得・整形・投稿」の全工程をPlaywrightが自動実行するため、人間が介在するポイントがゼロ。手作業での転記ミス・コピー漏れ・入力間違いが構造的に発生しない仕組みです。導入以降、転記に起因するミスは0件を維持しています。

なぜPlaywrightを選んだのか

比較項目 Playwright Selenium 商用RPAツール
安定性auto-waitで高安定明示wait必要製品依存
速度CDP直接通信で高速WebDriver経由GUI操作で低速
Docker対応公式イメージ提供設定が複雑非対応が多い
月額コスト約500円(GCP)約500円(GCP)数万円〜十数万円
ライセンスApache 2.0Apache 2.0商用ライセンス

Slack AI連携による情報活用の高度化

テキスト化された記録をSlackに投稿することで、以下のAI活用が可能になりました。

日次・週次の記録要約

AIが複数記録を横断的に要約し、管理者の確認時間を短縮

自然言語での記録検索

「〇〇さんの先週の投薬記録は?」のような質問で即座に回答

月次報告書の自動生成

蓄積されたテキストデータから月次レポートのドラフトを自動作成

まとめ

「取得・整形・投稿」をPlaywrightで自動化し、Dockerコンテナ化してGCP Cloud Runにデプロイすることで、現場の負担軽減と情報活用の高度化を同時に実現しました。

月額500円で0.5人月を削減

商用RPAツールの1/100以下のコストで、同等以上の自動化を実現。ROIは導入初月から黒字化。

ミスゼロの安定運用

人間が介在しないワークフローにより、転記ミスが構造的に発生しない仕組みを確立。

AI活用への道を開く

構造化テキスト化により、SlackのAI機能を活用した要約・検索・分析が即座に可能に。

#RPA #Playwright #Docker #GCP #介護DX #導入事例

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