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NocoBaseで業務アプリを迅速に構築するためのアーキテクチャ設計ガイド

NocoBaseのプラグイン構成やデータモデリング、運用設計のポイントを整理し、ローコード開発を安全かつ拡張性高く進めるための実践的なガイドです。

NocoBaseのプラグイン構成やデータモデリング、運用設計のポイントを整理し、ローコード開発を安全かつ拡張性高く進めるための実践的なガイドです。

NocoBaseを導入する前に整理すべき要件

NocoBaseはプラグインで機能を自由に組み合わせられるローコード基盤です。採用段階では以下の観点をチェックしておくと、後戻りコストを抑えられます。

観点チェックポイント推奨アクション
認証・権限SSOや部門別ロールは必要か@nocobase/plugin-rbacの有無とSSO連携のPoCを先に実施
データ連携外部SaaSとのAPI連携頻度Webhookと自動化フローの同時利用を想定した性能テスト
UI要件独自UIコンポーネントの必要性Schema Designerで再現可能か、Vueコンポーネントの拡張が必要か評価
運用Dev/Test/Prodの環境分離マイグレーションCLIとGitOps運用を組み合わせる手順を策定

プロジェクト構成のベストプラクティス

  1. モノレポ化: プラグイン、マイグレーション、ドキュメントをまとめて管理し、Pull Request単位でレビューできるようにします。
  2. 環境変数の一元化: .envは環境ごとに分け、Secrets ManagerやVaultと連携したテンプレート管理を行います。
  3. プラグインの層分け: UI拡張、業務ロジック、インフラ連携といった関心ごとでフォルダを分け、意図しない依存を避けます。
{
  "collection": "projects",
  "fields": [
    { "type": "string", "name": "name", "uiSchema": { "title": "案件名" } },
    { "type": "integer", "name": "budget", "uiSchema": { "title": "予算", "component": "NumberPicker" } },
    { "type": "relation", "name": "owner", "target": "users", "uiSchema": { "title": "担当者" } }
  ],
  "indexes": [{ "fields": ["name"], "options": { "unique": true } }]
}

上記のようにコレクション定義をJSON化し、マイグレーションとして管理することで、環境間で構造差分が生まれるリスクを抑制できます。

自動化フローと外部サービス連携

  • Webhookの受信設計: @nocobase/plugin-automationでHTTPトリガーを定義し、認証トークンとレートリミットを設定します。
  • SalesforceやERPとの連携: 外部SaaSのAPIはリトライとレート監視を忘れずに。queueドライバーをRedisに切り替え、再実行時の副作用を吸収します。
  • 監査ログ: 操作履歴は標準プラグインに加え、Cloud Logging等にミラーリングして長期保管ポリシーを満たします。

運用・ガバナンスを強化するポイント

  • ロールベースアクセス制御: データスコープを部門コードや契約IDでフィルタリングし、柔軟な条件を設定します。
  • リリース管理: マイグレーションの実行履歴はCI/CDで自動収集し、Rollbackスクリプトを常備します。
  • ナレッジ共有: 変更内容と業務影響をConfluenceやNocoBase内のドキュメントコレクションで可視化し、利用部門と開発部門の連携を密にします。

NocoBaseは高速開発が魅力ですが、アーキテクチャの初期設計と運用設計を固めることで、長期的にも拡張しやすい業務アプリ基盤として活用できます。

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