· Rakucloudコンサルティングチーム · Salesforce  · 4分で読めます

Salesforce導入を成功させるための実践ブループリント

要件定義から運用定着までのフェーズごとの成功要因やテンプレートをまとめ、Salesforce導入を加速するためのベストプラクティスを紹介します。

要件定義から運用定着までのフェーズごとの成功要因やテンプレートをまとめ、Salesforce導入を加速するためのベストプラクティスを紹介します。

フェーズ別の成果物と責務

フェーズ目的主担当主な成果物
StrategyビジョンとKPIの策定経営層・事業責任者成功指標ツリー、ステークホルダーマップ
Design要件定義とデータモデル設計プロジェクトマネージャー要件トレーサビリティマトリクス、ER図
Build設定・開発・テスト管理者・開発者Lightningアプリ構成、テストエビデンス
Launch本番移行と教育プロジェクトマネージャーカットオーバー計画、トレーニング教材
Adopt定着化と継続改善CSチーム・各部門リーダーKPIダッシュボード、改善バックログ

責務の分担を明確にしたRACIチャートを初期に整備することで、レビュー漏れや導入遅延を防げます。

Salesforce標準機能を最大限活用する設計ポイント

  • データモデル: 標準オブジェクトを優先し、カスタムオブジェクトは拡張が不可欠な場合に限定します。外部システム連携が多い場合は外部IDを必ず設計に含めます。
  • 権限設計: 標準プロファイル+権限セットで最小権限を実現し、承認プロセスの委任状況も含めたレビューを四半期ごとに実施します。
  • 自動化: Flow Builderを中心に構成し、複雑なロジックはApexトリガーに切り出す場合でも命名規約と単体テストクラスを併せて整備します。
  • UX: Lightning App Builderでレコードページのコンポーネント構成を定期的に見直し、ユーザー調査に基づいた配置最適化を行います。

データ移行とテストの品質確保

  1. データクレンジング: 既存CRMやスプレッドシートの重複・欠損をDataloader.ioやPower Queryで洗い出し、マスター化します。
  2. 移行リハーサル: Sandboxでの一括インポート手順を自動化し、実行時間とエラー率を記録します。閾値を超える場合はバッチ単位を調整します。
  3. テストケース設計: ビジネスプロセス単位でE2Eテストを作成し、UATで利用部門が承認できるチェックリストを作成します。
"TestCase","PreCondition","Steps","ExpectedResult"
"Lead_to_Opportunity","新規リードが登録済み","1. リードを開く\n2. 取引開始をクリック\n3. 必須項目を入力","商談が作成され、リードが変換済みとなる"

定着化と継続改善の仕組みづくり

  • リリースサイクル: 四半期ごとのSalesforceアップデートに合わせたプレビュー検証を行い、変更点を社内ポータルで共有します。
  • トレーニング: Trailheadのモジュールと社内ワークショップを組み合わせ、役割別の学習パスを提供します。
  • サクセスメトリクス: 活用率(ログイン率、レコード更新件数)とKPI達成状況をダッシュボード化し、経営会議で定期レビューします。

運用をビジネス部門とIT部門で共創できる体制を築くことで、Salesforce導入の価値を継続的に高められます。

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